妊婦・授乳時の治療

妊婦・授乳について

 胎児に奇形や精神発育異常が自然に生じる確率は約4%(100人に4人程度)で、投薬によって生じる催奇形性はそれが1、2%上がる程度と言われています。歯科治療で用いる抗生剤はペニシリン、セフェム、マクロライド系が主で、これらは比較的安全とされています。また鎮痛薬では妊娠末期を除いてロキソニンなども投与可能ですが、通常、効き目は弱いものの安全とされているアセトアミノフェンが用いられます。ただし、妊娠初期や末期の体に影響しやすい時期には、ストレスのかかる治療は控え、5〜7か月あたりにするのが無難です。投薬時の授乳については、これらの薬ならほぼ問題ありませんが、心配でしたら授乳を代替ミルクにするか、授乳直後に内服するのが良いでしょう。胎児への歯科治療での放射線被爆については、その線量の少なさと部位が離れていることから、ほとんど問題ありません。胎児に奇形が生じるのは、少なくても歯のX線撮影を2500回以上する線量です。ですが、一般に歯科では習慣的に(安全面、心理的面も考慮して)防護エプロンが使われています。

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